鍵閉め忘れたかも~。ちゃんとかけた気もするけど、かけてない気もする~
みかん、おまえはいつもボ~っとしすぎなんだキ
いや、ちゃんと鍵閉めたと思うけど…。やっぱ自信ない。戻ったら遅刻だ~
鍵を閉め忘れないようにする方法教えるから、しっかりするんだキ
鍵の閉め忘れを防止するために「意識」しておきたいこと
鍵を閉めるという行動は「当たり前」すぎて「無意識」で行っていることが多いですよね。
わざわざ意識しなくてもできることなんです。
普段、朝起きてから出かけるまでのルーティーンなど、何も考えずに行動しているでしょう。
わざわざ「顔を洗わないといけない」「次はコーヒーを飲むぞ」などと意識せずとも、毎日の自然の流れになっているもの。
戸締りもそれと同じで、意識しなくても鍵をかけていたりします。
そのため、出かけてしばらくしてから、ふと「鍵閉めたっけ?」と「意識」しても「無意識」で済ませたことを思い出せずに不安になるわけです。
鍵の閉め忘れ防止~お金をかけずにできること~
無意識で鍵をかけて、しばらく経ってから「あれ?」と不安になる。
これが思い当たる方は「意識」して鍵をかけるようにすると、お金をかけずに鍵の締め忘れ防止ができます。
指差し確認・声出し確認で意識する
例えば、指差し確認をしたり「鍵閉めOK!」などと声に出して、自分に鍵を閉めたことを「意識」させるのです。
そうすれば、行動が印象に残り、出先で不安になることが防げるでしょう。
電車のホームでは、駅員さんが指を指し、声を出してホームの安全確認をしていますよね。
あの動作は「指差喚呼(しさかんこ)」といって、目で見るだけではなく、行動と声出しすることによって、意識して安全を確認するためなのです。
繰り返し無意識で行うような行為は、あえて意識しないと「うっかり忘れる」ことがありますが、それを意識するために動作をプラスするわけですね。
これ、思っている以上に効果があるので、施錠の際にも習慣付けしてみてはいかがでしょうか。
鍵の収納ルールを決める
外出時に「鍵を閉める→バッグの中の決まったところに鍵を収納する」といった行動をセットにして「鍵を閉めた時のルール」を決めておく、という方法もあります。
カバンや服のポケットに鍵をしまうのも無意識、無造作にやってしまいますよね。
ですが、カバンのどこに鍵をしまうか「鍵をかけたあとは必ずココ」というように、範囲を狭めてルール化しておけば、「動作の意識」につながります。
例えば、カバンのポケットではなく、カバンの中に何かしらのパーツを取付けて、施錠したらそこに鍵を引っ掛ける、といった具合に、ちょっと手間のかかることをプラスするのです。
なんとなくポケットやカバンに放り込むより、一連の動作として意識しやすくなります。
メモや張り紙を貼る
鍵閉めを意識するためには、メモ書きや張り紙も有効です。
「鍵を閉め忘れずに」などと、目立つところに貼っておき、目にしたら声に出すようにしていれば「意識」しやすくなります。
ただ、見慣れてくると意味をなさなくなるので、毎回メモを指差し確認するなど、声を出したりといった行動をプラスするのがおすすめです。
そうそう、メモしても、メモしたこと忘れちゃうんだよね~
みかんには、鍵閉め忘れ防止のグッズが必要だキ
鍵の閉め忘れ防止に役立つ4つのグッズ
鍵の閉め忘れで悩む方は意外と多いもの。お金がかからない方法で問題が解決すればいいですが、グッズが欲しいという方も少なくないでしょう。
ここでは、費用はかかるけれども、鍵の閉め忘れ防止に有効な方法を4つ紹介します。
子供でも使いやすい!キーホルダーで鍵閉めチェック
この「子供用持ち物チェッカー」は、子供はもちろん、大人でも使える便利グッズ。
スイッチをスライドさせることで、持ち物をチェックできるキーホルダーです。
「カギを閉めたら、このキーホルダーのスイッチをスライドさせる」という流れで、鍵の閉め忘れ防止に役立ちます。指差し点検と同じような効果ですね。
価格も安くて、子供も楽しく鍵の閉め忘れ防止になるのではないでしょうか。
鍵を閉めたら色が変わるMIWAの「CheckeyⅡ(チェッキー)」
カギの閉め忘れで悩む方に人気の「CheckeyⅡ(チェッキー)」。
こちらは、鍵メーカーで有名なMIWAの製品です。
手持ちの鍵のキーヘッド部分に取り付けるだけ。ドライバー1本で簡単に取り付けできます。
CheckeyⅡのメリット
- 色で鍵閉めを確認できる
- 安価
- 手軽
カギの開閉で、CheckeyⅡの小窓の色が「白→橙」と変化しますので、カギを閉めたかどうか、手元のカギで確認できます。
1,500円前後で、通販でも入手しやすく、取り付けも簡単なのが大きなメリットですね。賃貸物件でも鍵に被せるだけですから、問題なく取り付けできます。
CheckeyⅡのデメリット
- 取付けできる鍵が限られている
- 他の手段で開錠するとリセットが必要
CheckeyⅡはMIWAの製品ですが、MIWAのカギでも対応しているカギが限られています。
対応しているのは、MIWAの
- U9
- UR
- PR
- PS
の型番のカギのみです。
また、最大の難点は、家族で使う場合。
例えば、外出時は自分の鍵で施錠し、帰宅時に他の家族の鍵で開錠した場合。このとき、自分のカギで「開錠」の操作を行っていないので、カギの色は「施錠」のサインのままになっています。
この「施錠」のサインが出ている状態で鍵をかけると、鍵は閉まっているのに、サインは「開錠」に。
この現象を避けるには、CheckeyⅡをリセットしなければならないわけです。
Checkeyは「カギを挿して回す」動作をすることで色(サイン)が変わるので、他のカギで開錠した場合は、この動作でリセットします。
一人暮らしであれば、こういったことは起こらないのですが、複数人で使用するときは注意が必要です。
この点さえ注意すれば、カギを閉め忘れたかも?という不安は解消できますね。
スマートロック
スマートロックというのは、スマホ等で操作できるカギのこと。工事で設置するタイプもありますが、自分で後付けできるタイプもあります。
- スマホ操作
- ハンズフリー
- カードキー
などタイプもいくつかあります。
例えば、楽天でベストセラーになっているこちらのスマートロック「Qrio Lock」。
スマホが自宅のカギになるというもので、アレクサやアップルウォッチにも対応しています。
Qrio Lockのメリット
- 工事なしで取付け可能
- 鍵の開閉履歴をチェックできる
- 複数人の出入りにも対応可能
本体を両面テープで玄関ドアに貼り付けるだけなので、誰でも簡単に設置できます。
開閉履歴などスマホで見られるので、閉め忘れのチェックもバッチリ。家族がいても、スマホがあれば問題なく共有できます。
Qrio Lockのデメリット
- スマホのバッテリー切れで開錠できない
- 動作が不安定
- カギの形状によっては取付不可
デメリットとしては、スマホのバッテリー切れで開錠できなくなることですが、カギも併用すれば問題はないでしょう。
動作が不安定といった口コミがあるのは気になるところです。両面テープで貼るだけと簡単なだけに、信頼性がいまひとつといったご意見もあります。
カギの形状によっては、設置ができないことも。なかなかに高額ですので、購入検討時は事前にしっかりと確認しましょう。
電子錠・電気錠
「電子錠」というのは、鍵に電池が必要なもの。
「電気錠」というのは、設置に電気配線が必要なカギのこと。
電気錠は、電気配線が必要なため、電子錠より設置が大掛かりといえるでしょう。
電子錠も電気錠も防犯性が高く、カギの閉め忘れ防止にも役立ちますし、複数人での利用にも対応可能です。
いずれのカギも様々なタイプがあります。カギ業者に相談のうえ、利用状況に最適なタイプを設置してもらえば、さらに安心です。
以下に、電子錠、電気錠、それぞれのおおまかなメリット・デメリットをまとめてみました。
まずは電子錠のメリット・デメリットから見てみましょう。
電子錠のメリット
- 電気配線工事なしで取り付け可能
- 非接触やカードタイプなど種類が豊富
- セキュリティ強化にもなる
- 停電時でも問題なく使える
電子錠のデメリット
- カギの電池切れで開錠できなくなるリスクあり
次に、電気錠のメリット・デメリットです。
電気錠のメリット
- オートロック機能付きが多い
- セキュリティ強化にもなる
- 鍵紛失のリスクなし
- カギ電池切れの心配なし
電気錠のデメリット
- 設置費用が高い
- 電気配線工事が必要
- 水濡れに弱い
- 寿命7年ほど
- 停電で動作しなくなる
電気錠は、オートロック機能付きのタイプが多く、鍵の閉め忘れに悩む方にとっては強い味方になるでしょう。出入りの履歴もチェックできるので、家のカギだけでなく、お店のカギにも向いています。
基本的に、電気錠は停電時は動作しません。錠によって、停電時の反応等が異なりますので、事前に対処法を把握しておく必要があります。
電子錠も電気錠も、セキュリティ性能が高いのが最大のメリットです。
カギの閉め忘れはもちろん、ピッキングされたり、合鍵を勝手に作られたりすることがないという点も心強いでしょう。過信は禁物ですが、便利で安全が一番ですね。
ドアの形状や、使用環境などによって適したタイプは変わってきます。専門業者に相談して、最大限電子錠や電気錠のメリットを活かせるように検討しましょう。
鍵の閉め忘れは意識を持って対策を
空き巣など、侵入窃盗の侵入手口で最も多いのは「カギの閉め忘れ」です。
空き巣でなくても、自分のテリトリーに誰かが無断で侵入するかも、なんて考えるだけで怖いですよね。鍵を開けっ放しにした時間が長ければ、その分リスクも高まります。
例えば、ストーカーが盗聴器やカメラを設置する、なんていうこともあり得ます。
カギの閉め忘れは「意識」をもって、しっかり対策しておきましょう。